またやられてしまいました。っていうかやってしまいました。
山都に引っ越したばかりの雪国初体験の青年がいまして、車がないというので買い出しにつきあってやったのですが、その荷物の車の中にPiPiだけを残して外に出てしまったんです。ちょうど隣のおじいさんが犬を散歩させていたので話に夢中になって外に出たんですよね。そしたら中でPiPiが騒ぎ出して前足で運転席の窓のところのドアロックをしてしまったというわけです。幸いにも近くのT原くんに我が家からスペアキーを持ってきてもらったので助かりましたが、これが遠くならまたJAFをよんで九千いくらを支払うとこでしたね。まったく油断大敵です。
その青年は、自給自足の生活に憧れて農の「の」の字もわからないまま都会を脱出しようとしたらしいのです。近所のO農園のHPを見てこれだと思ってO大先生に相談した結果、いきなり住むことにしたそうです。でも話を聞くと口車に乗せられたと思いますね。
「自転車で大丈夫」どこの雪国で自転車が通用するのか。
「冬は雪おろしのバイトがある」雪に触れたこともない人が雪おろしが出来るんかい。まして山奥では無料奉仕だしバイトで稼いだという話も聞いたことがない。
「ここは住みやすい環境だ」一の木の集落の真ん中だけど、コンクリートの建物は冷えるし、コンビニだって車で20分かかるし、歩いていったら途中で凍死してしまうわい。
「田畑を借りて自給自足ができる」えーっ、自分はメロンとトマトの研究ばかりしていてお米は作っていないじゃん。自分でやっていないことをやっているように勧めるとはどういうこっちゃー。
O大先生の悪口ばかりになってしまいますが、やはりその人の一生を左右する大事なことですからもっと慎重にやって欲しいと思って書いています。
出来るなら春から入居にしたって良かった筈。自分の借家だからって早く住んでもらおうなどと思わないで欲しいですね。春からなら雪の消えた道で車の運転にも慣れて車を購入も出来るだろうし、田畑も始まるのでちょうどいいし、ブツブツ…。
もっともっとO先生には言いたいことが山ほどあるけど我慢します。
そうそう、キーロックの時に散歩していた隣のおじいさんと話していたら別れ際に良い話をしてくれました。「指導者にもっとも大事なのは"短気を起こさないこと"だぞ」。私が短気を起こしてすぐにやめてしまうことをよく知っているかのように注意してくれました。おじいさん、ありがとう。"のんびり"とやっていきますよ。
さて今日から一月号の配達に廻ります。甥が留守なのでフェアリーランドのノリさんに助手をお願いしました。オヤジ二人で駆け回ります。あっPiPiもです。ちゃんとスペアキーは身体につけていきますよ。